本物に触れる

2022年11月7日 14時31分

 文化芸術による子供育成推進事業(文化庁派遣事業)として、12月8日(木)に本校体育館において歌舞伎公演が開催されます。それに先立ち、10月31日(月)、公演いただく前進座(1931年創立 東京都武蔵野市)の役者さん4名が来校され、6年生に歌舞伎のワークショップを実施していただきました。

 歌舞伎の成り立ちやつけ、見得、女方の紹介では、実演されるたびに児童からは感嘆の声が漏れ、興味津々です。立廻りでの体の使い方に苦戦する児童に対しては、役者さんがさっと近づき、見本を示しながらポイントを丁寧に指導されていました。ちょっとした仕草に隠されているこつ、目線、指使い、つま先の方向、体の関節の使い方、発声など、プロのすごさを垣間見ることができました。本物との触れ合いにはたくさんの発見と感動があります。

 全国の大劇場で公演されているものと同じものが、役者さんをはじめ、舞台、照明、音楽など、すべてプロのスタッフにより開催されます。本校体育館が、全校児童の想像もつかない大劇場に変わり、迫力満点の歌舞伎が開演される日が待ち遠しい限りです。そこには、本物に触れてたくさんの感動を味わっている吉岡っ子であふれているに違いありません。