永納山から

2022年4月26日 03時38分

4月22日(金)付け愛媛新聞で掲載のあった「永納山城跡」を散策してきました。

パンフレットには、「古代の人々は、なぜこの地に山城を築いたのか?」とあり、多くの謎に包まれている古代山城です。

説明には、7世紀後半ころ、東アジア(中国大陸、朝鮮半島)の緊張関係が高まる中、国家防衛の一翼を担って築かれたとあり、このころには、既にこの周桑地域では国際的な交流がもたれていたことを伺うことができます。

2022年の学校教育では、「対話的な学び」がキーワードの一つにあります。対話的とは、クラスメイトをはじめ、多様な他者との直接的な会話や話合い、熟議などはもとより、読書や調べ学習などを通して、先哲の考えに触れることで先哲と思考で会話をすることも含まれます。

周桑地域には数多くの史跡があり、吉岡地区には、現在発掘調査を行っている場所もあります。歴史は難解なことがたくさんあり、なかなかすっきりと理解することは難しいのですが、古代の人々は、この地でどのような思いや願いをもってどのような暮らしをしていたのか、時を超えて思いを巡らし、古代の人々と思考でつながってみることも楽しい学びだと思っています。

永納山散策