田植えから考える(家庭、地域と共に取り組む教育)

2022年6月12日 09時57分

「私も、吉岡小学校に通いたかったです。」

 これは、田植えの手伝いに参加してくださった保護者との会話の中で言っていただいた言葉です。実際の田植え体験による子どもたちの生き生きとした様子とともに、担任をはじめとした教員と児童とのやりとりに信頼関係を感じていただき、また、地域の方々の温かな思いやりに触れ、このような感想を言っていただきました。嬉しい限りです。

  今、本校はもとより、日本中の学校教育で、家庭、地域と取り組む教育の推進が図られています。児童の教育及び健全育成に社会全体で取り組む必要性からですが、一朝一夕に形成されるものではありません。田植えも、長年継続してお世話いただいている地域の力があってこそですが、そこには、学校では分からない負担が多々あることが想像できます。家庭の協力も一過性でなく継続して、さらに輪や内容を広げていただける工夫ややりがいの創造が必要かと考えます。

 平成8年から受け継がれてきた「いきいき わくわく 吉岡っ子」の大きな旗を家庭、地域の中でもしっかりと振り、協働し、毎年植えている苗のように、一年一年たわわに実らせていきたいと思います。